共立女子大学・短期大学

大学別AO入試の傾向と対策2017年受験用

 

小論文の全般的な傾向と対策

共立女子大学・女子短期大学 小論文の傾向

字数形式

内容 テーマの内容は多岐にわたるが、これから学ぶ内容に直結するものが多い。文芸では文芸や学術を学ぶことの意義とか、好きな作品について述べるものが、児童は子どもをめぐる問題点とその具体的な解決策などが出題される。また看護は国語力を問う、いわゆる普通の小論文、国際はやや抽象度の高い文章や主題が暗示される文章から出題され、やや難しめである。いずれもその分野に関する専門的知識の有無はあまり気にしなくてよいだろう。

課題の文章 新聞記事やエッセイ風の文章が多く、落ち着いて読めば内容や筆者の主張は読み取りやすい。児童と国際の試験では、小論文に加えて、課題文の要約を問う設問がある。

共立女子大学・女子短期大学 小論文の対策

小論文の書き方は、大学に入学してからの試験やレポートの際にも役に立つ。入学してから慌てないように、今のうちから書き方を勉強しておこう。

書くべき内容 =自分の意見(結論)・その理由・具体例(具体的な説明)

論理的に書く=脈絡がちゃんとついていて、前後の矛盾がないこと。具体例・具体的説明はなるべくコンパクトに。自分の意見を説明するのに必要な事柄だけを書く。余計なことは書かない。

文章全体の構成をしっかり考える。

出題されるテーマは、多様な角度から考えられ、様々な意見を考えられるものが多いので、テーマに対する自分の切り口と意見を絞り込んでおく。思いついたことを順番に書いていくのは×。意見を箇条書きのように羅列しているだけでは×。

文章表現について

・主部と述部を対応させる。 特に主語を忘れることが多い。

・接続語の使い方に注意。 「すなわち」=言い換え「つまり」=短くまとめる 「しかし」=直前の内容と逆の事を言う  対比させたい時→「一方」、「これに対して」など

・文章の言葉で書く。 普段会話に使う言葉はなるべく避ける。×「嫌だと思った」→○「嫌な感じを抱いた」、○「不愉快に思った」×「でもこんな状況じゃ まずいと思う」→○「だがこのような状況ではよくないだろう」××「マジでヤバい」→○「本当にすばらしい(ひどい)」(「すごい」は避けた方がよい)

・文末を工夫して 文章に変化を付ける。

・「て」「に」「を」「は」の間違い 練習で書いたものをワープロで打って、印刷してからチェックしてみよう。

・一人称は「私」。 ×「お父さん」「お母さん」→○「父」「母」×「おじさん」「おばさん」→「伯父」「叔父」、「伯母」「叔母」×「近所のおじさん」→○「近所の男性」

・文体の統一=「だ」「である」調で書いた方がよい。 「だ」「である」調と「です」「ます」調が混在しては×。

新聞や本を読んで、自分がこれから学ぶ分野についての関心を深め、問題意識を持つようにしておこう。

市販の小論文の参考書で、一通り勉強する。

実際に自分で書いて、学校の先生や塾の先生に添削してもらう。

書く練習を何度もこなして、字数の感覚や自分の得意な書き方を会得しよう。

以上を守って小論文に望んで下さい。

 

 

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